この記事では、カトマンズからルクラ(ネパール国内線)の予約方法やリコンファームなどについての情報を書いてみたいと思います。
事前予約は必要か
カトマンズ・ルクラ間の国内線は10人乗り程度のプロペラ機での有視界飛行となるため、運航状況は天気に大きく左右されます。
そして、午後になると天気が崩れることが多く、基本的には午前中のみしか飛ばないと考えていたほうが良いです。
そのため、ルクラに向かうトレッカーが皆、早朝の飛行機を予約しようとするので競争率は高くなります。
また、何日も欠航が続くと、チケットを持っているけれど乗れなかった人たちがどんどん滞留していくので、新規の予約は難しくなります。
このような理由で、よほど日程に余裕がある場合を除いて、ネパール国内線の予約は事前にしていくのが良いでしょう。
また、欠航リスクを考えて、国内線の出発日に関してもできれば予備日を1~2日程度取っておいたほうが良いと思います。
ネパール国内線の予約方法
国内線の予約にはいくつかの方法が考えられます。
日本で旅行代理店を通じて予約する。
現在、ネパール国内線を手配してくれる旅行代理店はたくさんあるので、各社のホームページなどから問い合わせることでチケットの手配が可能です。
代理店によって異なりますが、大体は料金の振り込み後に、Eチケットを送付してくれます。希望すればカトマンズ空港で手渡ししてくれるところもあるようです。
日本にいるときに日本語で予約していけるので、一番手軽な方法です。
なお、予約する旅行代理店はカトマンズに支店があるところが良いと思います。現地での欠航、時間変更などのトラブルも、迅速に日本語で対応してもらえることが多いです。
ただし、手数料として航空券一枚当たりUS$20~30程度がかかります。
航空会社のサイトで直接予約する。
Sita Air、Yeti Air、Buddha Airなどの国内線各社がオンライン予約サイトを持っています。英語での申し込みになりますが、決済はクレジットカードやペイパルでできます。
予約に関する手数料はかかりませんが、現地でのトラブル等は自分で解決しなければなりません。
英語が通じるとは言っても、現地で航空会社とやり取りする際はネパール語が中心になりますので、ネパール語が得意でない人には難しい方法かもしれません。
カトマンズ現地で予約する
タメル地区には旅行代理店が大量に軒を連ねているので、いろいろな店を比較したうえで予約できます。
といっても外国人向け国内線の価格は各店ほぼ同じで、ディスカウントはほとんど期待できないと思っておいたほうが良いと思います。また、直前での予約は希望の日時が確保できないリスクもあります。
タメルの旅行代理店でのやりとりは、英語で問題ありません。日本語が通じる代理店もあります。
カトマンズで泊まる予定の宿で予約しておいてもらう
一番おすすめで、私たちが取った方法です。
宿の予約時に空港でのピックアップに加えて国内線の手配も依頼しました。
事前にパスポートのコピーをメールで送る必要がありましたが、手数料はサービスしてくれました。
また、現地での予約日時の変更等も宿の主人が窓口になって航空会社と交渉してくれたので非常に助かりました。
ほとんどの宿で英語が通じるので、やりとりは英語でできます。
リコンファーム
航空会社にもよるようですが、カトマンズ・ルクラ間の国内線は、原則前日にリコンファームが必要です。この点からも代理店等を通してチケットを買っておくと都合が良いです。行き帰りともに購入先に連絡すればリコンファームを代行してくれます。
なお、ルクラからのカトマンズへ戻る際は、ルクラ周辺の町のロッジで前泊したときにロッジの人にリコンファームをお願いすることもできます。
もしくはルクラにある航空会社の事務所に直接行き、自分でリコンファームをする方法もあります。ただしルクラの事務所はなぜか閉まっていることも多いため、現地で営業時間を事前に確認することが必須です。
予約は片道か往復か
長期のトレッキングを計画している場合、体調や天候などにより予定が変わることは当然なので、ルクラからの帰りの航空券を予約するかどうかを迷います。
この点、ネパールの国内線は空席がある限り、追加料金なしで柔軟に予約変更してくれますので、代理店を通してチケットを購入しているなど、予約の変更を適切に求めることができる状況であれば、最初から往復の予約をしてしまって問題ないと思います。
なお、ナムチェで泊まった宿の主人によると、トレッキングの帰り道にナムチェやルクラ周辺の宿に泊まった際にその場で航空券の手配を依頼することも全く問題ないとのことでした。(もちろん空席があればですが)
なお、往復割引料金はなく単純に片道料金(2016年10月でUS$157)の2倍が往復料金です。
国内線の搭乗体験記はネパールトレッキング 交通編③をどうぞ。
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