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ジョンミューアトレイル Day0 事前準備&ヨセミテ国立公園

2017年7月22日~7月26日

出国の日

2017年最大のイベント、アメリカ旅に出発する日がついにやってきた。
構想・準備期間は1年とちょっと、満を持しての旅立ちです。

今日から2ケ月間の予定でアメリカサウスウエスト(南西部)の大自然を巡る予定ですが、
なんといってもメインイベントはJMT(ジョンミューアトレイル)のスルーハイク。

ヨセミテ国立公園のハッピーアイルをスタートして南に340km、アメリカ本土最高峰であるマウントホイットニーまで4週間かけて歩きます。

半年前にパーミットを申し込み、10日以上連続で抽選に落ち続け、
「やっぱ無理やろなーースルーハイクの当選率3%以下らしいし…」
と諦めかけてた頃に当選通知のメールが来て、旅先(民宿の部屋)で真夜中に大声で叫んでしまったことが昨日のことのよう。

JMTの後も国立公園のトレイルをめぐる計画など盛りだくさんで、待ちきれません。

アメリカへの道

アメリカに着いたらまずJMTを歩くので、出発地点のヨセミテに最寄りの空港であるサンフランシスコから入国します。

関空からサンフランシスコまではエバー航空の台北経由にしました。
いったん西に行って東に行くという効率の悪い方法かもしれませんが、航空会社の評判、運賃、所要時間など、総合的に考えると一番リーズナブルだと思って決めました。

機内でのサービスも問題なかったし、台北でのトランジットはそこそこ余裕があったので、空港で小籠包を食べたりして楽しめて良かったです。

サンフランシスコまでの航空券の価格や時間比較はこちらでどうぞ。
全国各地発、世界643路線に対応!海外格安航空券予約はトラベリスト

入国

サンフランシスコに無事到着。
事前の情報通り、入国審査時に食べ物を持っているか(特に肉製品の有無)を聞かれました。
正直に持ってきた物の内容を答えます。
肉製品を含まないように持ってくる物は慎重に選んだ旨を伝えると、荷物の開封検査は無しでした。

入国審査、通関が終わってレンタカーを借ります。
空港内にレンタカー会社のカウンターが設置されています。予約はあらかじめ日本でしていったので、バウチャーを見せるだけで手続は簡単。

広大な駐車場に止めてある車のなかから、自分で乗りたい車を選ぶスタイル。

レンタカーで街へ

空港を出て、今夜の宿泊地バークレーを目指します。
ちょうど夕方の帰宅ラッシュの時間帯だったので、サンフランシスコ名物?の渋滞にはまっています。
かと思えば道が空いてくるとみんなすごいスピードを出します。慣れるまでは怖かったーー。

到着が遅かったこともあり、今日の夕食はタコベルでさくっと。

すでにあたりは暗く、まだ右側通行に慣れていなかったため、左折のとき逆走していまうというやばめのトラブルもあったけど、なんとかモーテルまで帰還。

ちなみに、サンフランシスコは夏でも寒いです。夜は長袖があったほうがいいかも。

サンフランシスコでJMTの事前準備

時差ぼけもだいぶ残ってるけど、次の日から本格的にJMTの準備にとりかかります。
いい天気。

まずはREIにトレッキング用品を調達に。
ガスやフリーズドライなど必要なものは予め日本にいるときオンラインで注文しておき、店舗受け取りを指定しておいたのでそれを受け取るだけのはずでしたが…

こっちのアウトドアショップは充実しすぎてて、今からJMTに出かけるというのに色々と余計なものまで買ってしまいました笑

そして日本食(特にインスタントラーメンやレトルトカレーなど)を調達しに日本食スーパーへ。
店内はもちろん、併設されているとんこつラーメン店などは大混雑で、なかなかの人気ぶりでした。

続いてホームセンターに立ち寄り、リサプライ発送用のバケツを買います。
大体のリサプライ場所では荷物を送るのに、5ガロンのバケツを推奨しています。段ボールだと水や衝撃に弱いためです。

部屋に戻り、買ってきたバケツに計画してきた通りに物資を詰めていきます。
食糧だけでなく、トイレットペーパーや化粧水などの日用品も一緒に入れます。

しかしここで、MTR(ミューアトレイルランチ)用のリサプライ物資が多すぎて、バケツ1つでは足りないことが判明…あわててもう一つ買いに行くというハプニングも。

悪戦苦闘の末、ようやく荷物がまとまったら、発送へ。
Googleマップで近所の郵便局(USPS)を調べて持っていきました。
なお、下山後にWhitney Portal Hostel で受け取る予定の荷物はUPSかFed-Exのみの受付なので、バークレー校近くのUPSで送りました。

そしてヨセミテ国立公園へ

サンフランシスコの街でしなければならなかったことも一通り終わり、ヨセミテへと向かいます。
まずはバークレーからソノーラまでレンタカーで移動。3時間ほどのドライブです。

ソノーラまでの道は、ザ・アメリカ郊外のドライブといった感じで楽しかったです。
Amtrak(鉄道)に乗るのを楽しみにしてたけど、これはこれで良かったかな。

当初の予定では、バークレーからほど近いエメリービル駅からAmtrakに乗ってマーセドまで行き、マーセドでYartsに乗り換えてヨセミテに入るつもりでした。
しかし、この年は山火事の影響でマーセド側からヨセミテに入る140号線が通行止めになっていてYartsも運休していたので、急遽ソノーラから120号線経由で向かうことに。

 

今夜の宿は、Yartsのバス乗り場まですぐのモーテル。
レンタカーの営業所も徒歩20分くらいでした。天気が良くて、車を返して歩いて帰ってくる時は暑かったけど。

夕食はモーテルの向かいにあるメキシコ料理店。おいしいけど量が多すぎてびっくり。アメリカに来た実感がわいてきた。

ヨセミテを満喫

翌日、Yartsでヨセミテ国立公園を目指します。
サンフランシスコでの夜に続いてバスの中はめちゃめちゃ寒くて(冷房)、フリースが大活躍笑

山道をバスに揺られること2時間、ヨセミテ国立公園に到着。
バスの中からエルキャピタンやハーフドームが見えてきて、一気にテンションが上がってきた。

ビジターセンターでバスを降りて、今夜の宿泊地のハウスキーピングキャンプへ。

簡単な屋根の下にマットレスがあるだけの施設なのに、ふたりで1泊$100と高すぎ。
予約に出遅れ、すでにキャンプ場がいっぱいだったので、やむなし…
JMTのパーミットと同様、国立公園内のキャンプ場も早めの予約が必須です。

荷物を置いて一息ついたところで、ビレッジの見学がてらヨセミテフォールトレイルへ。
今年は雪解けが遅かったこともあり、水量も豊富でなかなか見ごたえがありました。

翌日、朝イチに、今夜の宿泊地であるBackpackers Campgroundへ移動しました。
バックカントリーパーミットを持っていれば、出発の前日1泊のみ泊まれるキャンプ場です。

ビレッジからは少し離れていますが、ピクニックテーブル、フードストレージ、トイレ、水場もあって1人$6!
ますます昨日のハウスキーピングキャンプの値段は何だったのかという思いがつのります…

テントを設営して荷物も置いて一息ついたところで、ビレッジのウィルダネスセンターへパーミットを受け取りに。

ホイットニーエリアで利用が義務付けられている携帯トイレとともに、無事パーミットゲット。

その後、フォーマイルトレイルへ。
3時間ほどの登りでハーフドームの好展望地、グレーシャーポイントに着きます。
ビレッジからトレイルヘッドまでの道のりも、さすがヨセミテ!な美しい景色の連続でした。

トレイルからはアッパー・ロアー両方のヨセミテフォールを正面に見ることができ、歩きごたえもあってなかなか良いコース。

グレーシャーポイントはバスで来ることもできるので、人がいっぱい。

下山後、ハーフドームビレッジで夕食を食べ、シャワーを浴びて、バックパッカーズキャンプグラウンドに戻ったころにはもうすっかり日も暮れていました。

 

さあ、いよいよ明日はジョンミューアトレイルのスルーハイク、本番スタートです。

翌日以降の様子はこちらからどうぞ。

ジョンミューアトレイル Day1 Happy Isles - Little Yosemite Valley
2017年7月27日、いよいよ待ちに待ったJMTの始まりの朝。前夜は、Backpackers Campgroundでキャンプ。多くのバックパッカーが泊まっていて、大盛況だった。今日は初日のキャンプ地である、リトルヨセミテバレーを目指します。

 

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