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エベレスト地方トレッキングルート②(計画編)

前回記事:エベレスト地方 トレッキングルート①(ルート概要)

計画したルート

私たちはルクラからまずゴーキョを目指し、チョラパスを越えてゴラクシェプに向かい、ルクラに戻るという周遊コースに決めました。

下の地図でいうと、ルクラ~黄色ルート~緑色ルート~青色ルート~ルクラというルートです。

計画のポイント

  カトマンズからルクラまでは飛行機を利用する。

シバラヤからルクラまでのトレイルも魅力的だけれども、6日かかるし(飛行機なら30分)、道中は樹林帯のトレイルで、いわゆるヒマラヤの山々の景色があまり見られない。

反対にルクラまでの飛行機からの眺めはまさにヒマラヤ遊覧飛行であり、素晴らしい。そして、世界一危険な空港といわれているルクラ空港を一度は利用してみたかった。

ただし、飛行機の欠航・遅延リスクが非常に高いため、予備日(行き帰り1日ずつ、合計2日)を取っておく。

ルクラからはまずゴーキョトレイルでゴーキョを目指す。

ゴーキョトレイルはEBCに比べ標高の上がり方が緩やかで、最終目的地の標高も低いため、高度順応が比較的楽に行える。

ゴーキョまでの道中はゆっくりと標高を上げることに留意し、高度順応日をしっかり計画に織り込む。

チョラパスを超えてゴーキョからゴラクシェプを目指す。

いったん来た道を戻るよりは違う道を行ったほうが楽しいし、なによりチョラパスを越えてそこからの景色を見たい。

ただし、秋も終わりのシーズンなので雪は心配。雪があってパスが通れない場合は、ゴーキョから来た道を引き返してゴラクシェプに向かうことを考えて、2日の予備日を取っておく。

ゴラクシェプからはエベレストベースキャンプトレイルを通ってルクラまで戻る。

EBCを高度順応が終わった状態で歩く(下る)ことで、体調を気にすることなくトレイルを満喫できる。

 1日単位での詳細なトレッキング計画

上記ルートの1日単位での計画は以下です。
ちなみに実際に歩いた行程はこちら
飛行機は行き帰りともスムーズに行ったために予備日は不要でしたが、高山病などのトラブルでルート変更した日もありました。

時間は一般的なガイドブックでの目安歩行時間です。実際はこれより早く着いた日もあれば、もっと時間がかかった日もありました。また、ナムチェ(3440m)からゴーキョ(4790m)までは一日の歩行時間がかなり短いですが、高山病(AMS)予防の観点から、これ以上先に進むのは危険です。

 Day1カトマンズ→ルクラ(2840) 飛行機30分  2:30
ルクラ(2840)→パクディン(2610)
 Day2パクディン(2610)→ナムチェ(3440)  5:30
 Day3高度順応 ナムチェ周辺(クムジュン)をトレッキング  7:00
 Day4ナムチェ(3440)→ポルツェ・タンガ(3680)  2:30
 Day5ポルツェ・タンガ(3680)→ドーレ(4110)  1:30
 Day6ドーレ(4110)→マッツェルモ(4410)  1:30
 Day7マッツェルモ(4410)→ゴーキョ(4790)  3:30
 Day8ゴーキョ滞在 5thレイクなど訪れる。  7:00
 Day9ゴーキョ(4790)→タナック(4700)  6:00
朝イチにゴーキョリに登ってからタナックへ移動
 Day10タナック(4700)→ゾンラ(4830)  7:00
 Day11ゾンラ(4830)→ゴラクシェプ(5150)  5:30
 Day12ゴラクシェプ(5150)→EBC(5364)往復  6:00
 Day13ゴラクシェプ(5150)→ロブチェ(4910)  6:00
朝イチにカラパタールに登ってからロブチェへ
 Day14ロブチェ(4910)→タンボチェ(3860)  5:30
 Day15タンボチェ(3860)→ナムチェ(3440)  4:30
 Day16ナムチェ(3440)→ルクラ(2840)  6:00
 Day17予備日(行き飛行機)
 Day18予備日(帰り飛行機)
 Day19予備日(チョラパス迂回)
 Day20予備日(チョラパス迂回)
 Day21ルクラ→カトマンズ 飛行機30分

 

高山病(AMS)対策についてはこちらの記事をどうぞ。

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