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グランドキャニオンを歩く~Rim to Rim の旅~前編

2017年9月にグランドキャニオンのRim to Rimを3泊4日の行程で歩きました。

North Rimからキャニオンの底まで標高差1,800mを下って、コロラド川を渡り、再び1,300m登ってSouth Rimへ上がる、南向きのルートです。

グランドキャニオンでのトレッキングは、日帰りの場合には必要ありませんが、リムより下でキャンプ場に宿泊する場合には、Permit(許可書)が必要です。

トレイルの概要、Permit取得方法、交通など、Rim to Rimのお役立ち情報はこちらの記事をご覧ください。

グランドキャニオントレッキング Rim to Rim 情報編(ルート、パーミット、装備など)
トレイルの概要、ベストシーズン、ルート決定方法、持ち物、パーミット取得方法、そしてトレッキング前後の交通までを網羅しています。グランドキャニオン国立公園は、真ん中を流れるコロラド川を挟んで、北のノースリムと南のサウスリムの二つに分かれています。Rim to Rim(訳すと「崖の淵から淵へ」?)はこの両者を横断することを言います。

Day1 2017/9/17 North Rim→Cottonwood 3.8㎞+10.5㎞

初日の歩行時間は4時間程度だけど、North Rimの駐車場が早くに満車になるとのことだったので早めに出発。

トレッキングの間、4日間レンタカーを駐車場に停めておかなければならならず、満車になってしまうと大変なので少し焦りながらノースリムに向けてドライブする。

ちなみに前泊地はWaveの抽選地があるKanabにほど近いRose Campgroundでした。

8:15にNorth Rim到着。駐車場は全然余裕で空いてて良かった~。
だけど、車から出るとめっちゃ寒くて二人とも上着着ました。街とは全然気温が違います。
これだけ寒いと、もう観光のピークシーズンも過ぎたのかな。

駐車場に無事に停めれたので、一安心してロッジを見学。

ロッジやレストランはめっちゃ素敵な雰囲気。
だけど、まだまだあの場所が似合う年頃や人間ではないね…とじぃと話してて、年取ってあの雰囲気が似合うようになったら絶対に泊まりに来たいなぁと決意する。

そして、ビジターセンターで水の状況確認をしたのち、地図をもらって10:15に出発。
ビジターセンターからNorth Kaibab Trailhead(登山口)までは3.8㎞。

登山口にも駐車場はあるけど、South Rimから戻ってくるときのシャトルがビジターセンターに着くのが18:00なので、暗くなってから登山口の駐車場まで歩いて戻るのは嫌だしということで、行きに歩くことに。

復路、リクエストすれば North Kaibab Trailhead にもバスは停まりました。
駐車スペースは少ないですが、登山口に停めたほうが行きに歩かなくて便利です。

アスファルト道路の脇に歩行者用の道が設けられており、その道を30分くらい歩いたところで、1台の車が止まって「乗っていきなよ」と女性2人が声をかけてくれた。
せっかくなので乗せてもらうことに。

なんとその2人、さっきRim to Rim to Rim(ノースリム→サウスリム→ノースリム)を20時間で歩いてきた(=走ってきた⁉)とのこと( ゚Д゚)

私達は片道だけど、彼女たちは往復をそれも20時間で!すごすぎる。
そんな疲れている後なのに、トレッキング姿で歩いている私達を見かけたから乗せてあげようという優しさに感動!!
トレッキングで出会うアメリカ人はどこでも本当に親切だなぁ。

さらに彼女たちは来月にJMTを歩くようで、その話でも盛り上がった。
「暑くなったら水浴びするのよ!!」と何度も念押しされて、送り出してくれた。

11:15に登山口出発。気温18℃。
登山道は、よく整備された道で歩きやすいし、今日はひたすら下り。
普通の登山では進めば進むほど標高が高くなり気温は下がるけど、Rim to Rim では進めば進むほど、標高は下がり暑くなる。なんか変な感じ~。

Coconino Overlook。
先述のように、日帰りの場合はPermit不要なので、日帰りで往復できる範囲内までは普通の観光客がけっこういます。

トンネルを過ぎたあたりから、グランドキャニオンらしく景色が赤くなってきた。

どんどん下に伸びているスイッチバックの道をひたすら下る。
下りなので暑くはなるけど、息も楽だし足はサクサク進んでいく。

下りばかりと思っていたら、たまに登りの箇所も出てきます笑
そういうのが地味につらい…。

Manzanita Rest Area。
飲み水の蛇口があります。後ろに見える茶色の建物がトイレです。アメリカの国立公園のトイレはどこも立派でした。14:30 Cottonwood Campground 到着。

自分で好きなサイトを選んで、ボックスの中にパーミットを入れておきます。

1サイトに1つピクニックテーブルもあります。
リスにかじられてしまうの防ぐため、ザックをかけるポールが設置されていたり、フードコンテナがあったり。至れり尽くせりのキャンプサイト。

おまけに、川が横に流れているので体を洗ってすっきり!

Day2 2017/9/18 Cottonwood→Bright Angel 11.6㎞

7:00に出発。
太陽が高くあがると気温がどんどん上昇してしまうので、早めの出発。
とはいえ、日本の山に比べたら全然遅いけど。

7時過ぎでもこの明るさ。
Rimが高いので、太陽が真上に来るまでは日向は少なくほとんど日陰で歩きやすかった。

少しメイントレイルを離れてRibbon Falls へ寄り道(往復1㎞)。

 

なかなかきれいなところでした。

1段上の滝つぼのところまで登って滝の真裏にくると、こんなふうになってます。

私達が登っているのを見て、次々とみんな登ってきた。
あとから来た人に「あなたたちが登ってたから付いてきて正解だったわ!」って言われたぐらい、苔がきれいでグランドキャニオンの隠れたオアシスみたいな場所だった。

谷底はサボテンだらけ。サボテンが道にはみ出してると、けっこうチクチクします。
こんな乾ききった大地なので、水の補給は本当に大事です。

11:50にBright Angel Campground到着。

この時で、32℃ぐらい。

ずっとサボテン道を歩いてきたのに、いきなり小川が流れていて嘘みたい。
暑かったので、さっそく川で水浴び。水着に着替えて水浴びしている人多数。水着持ってくればよかった(T_T)

水着ないから服のままドボンして、髪の毛も洗って爽快!
水から上がって10分もすれば服はパリパリに乾く→また水浴びの繰り返し笑

今日のテントサイトにもピクニックテーブルとザックをかける棒が備え付けてあります。
それから、リスにかじられないように食料などを保管するボックス(上の写真の白い箱)もありました。

そしてファントムランチで名物のレモネードとビールを注文。

名物だからてっきりホームメイドなんだと思い込んでたけど、ミニッツメイドでした笑

ファントムランチは大人気で、13ヶ月前から予約開始で抽選だそうです。ハードル高すぎ笑。

South Rimからミュールに乗って下り、ファントムランチに宿泊するというツアー客。

ミュールツアーも大人気のようで、こちらも13ヶ月前の月初1日の予約開始とともにいっぱいになるようです。

戻ってきたら、43℃( ゚Д゚) また、川で水浴びしました。

グランドキャニオンを歩く~リム to リムの旅~後編 につづく

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