ワナカおすすめトレイル
ワナカ近辺には数多くのトレッキングコースがあります。
その中でも特に素晴らしい景色を楽しめるコースとして、Roys Peak Track(ロイズピークトラック)とIsthmus Peak Track(イスマスピークトラック)の二つが知られています。
両者は以下のように、とてもよく似ています。
- ワナカから日帰りで楽しめるトレッキング
- ピークからの景色は甲乙つけがたい絶景
- トレイル上にほとんど日陰はなく、標高差は1,200m、往復の距離は16km程度
(結構ハードなトレッキング)
しかし、ワナカの街から登山口までのアクセスが良い(ロイズピークは車で5分程度、イスマスピークは30分程度)こともあってか、ロイズピークのほうが有名で人気が高いようです。
ただ、その分ロイズピークトラックには人も多いようで、天気が良い日の駐車場は朝早くから車があふれかえっていたり、ピークで写真を撮るための順番を何十人もの人が行列を作って待っていたりという話をよく聞きます。
ロイズピークの混雑ぶりは以下のツイッターの写真が有名です。
The social media queue pic.twitter.com/hRj6kBXypS
— Lukas Stefanko (@LukasStefanko) November 25, 2018
そこで、あまりにも混みすぎている山が好きでない私たちは、イスマスピークトラックに行ってみることにしました。
結果的には天気に恵まれ、ピークからはワナカ湖、ハウェア湖、サザンアルプスの山々といった雄大な景色を一望することができ、人もあまり多くなく、大満足の日帰りトレッキングになりました。
イスマスピークトラック概要
- 登山口はワナカの街からハイウェイ6号線を北に30分ほど走った、Lake Hawea(ハウェア湖)のほとり
- 駐車場は登山口近辺、ハイウェイ6号線沿いに数カ所あり
- 入場料等は特に不要(2019年3月時点)
- 標高差は約1,200m、距離は往復16km
- 標準の往復所要時間は5時間~7時間
- DOCのグレードはAdvanced
- 道中に日陰はほとんどなく、水場もないため、最低1人2~3Lの水は必携
- トレイル上には羊がいっぱい!
トレッキングの様子
2019年3月1日
前日の2月28日にクイーンズタウンでレンタカーを借りてワナカまで移動し、Wanaka Lakeview Holiday Parkでキャンプをしました。
ワナカ湖沿いに位置し、街の中心にも歩いて行ける距離で、シャワー・ランドリー・キッチンなどの設備も充実しており、おすすめのホリデーパークです。
キッチンも冷蔵庫完備で、広々としていました。
翌朝、ワナカの街をワナカ湖沿いに通り抜け、ハイウェイ6号線を北上して、ハウェア湖のほとりにあるイスマスピークトラックの駐車場を目指します。
ワナカ湖の水がきれい過ぎてびっくりしました。
6号線をハウェア湖沿いに北上する道路もかなりのシーニックドライブです。
途中、何度も車を止めて写真を撮りました。
しばらくすると駐車場が見えてきます。車が何台も泊まっているので、すぐにわかると思います(グーグルマップにも地点登録されています)。
ここからトレッキング開始です。
最初は牧場のなかを通り抜けるため、このようなゲートが設置されていました。
気持ちのいい草原の中を徐々に登っていきますが、斜度はまだまだ緩いです。
途中でトレイルは幅が広くなり、4WD車も通れる道に合流します。
この辺りはさえぎる物なく照り付ける太陽のもと、ひたすら高度を上げていきます。暑い…
スタートした湖がずいぶん下のほうに見えてきました。
登ってきた道が延々とジグザグについています。帰りが大変そう…
一旦トレイルは平らになります。
先に見えている山のどれがイスマスピークでしょうか。いいえ、どれも違います笑。
ここからはまだ本物のピークは見えません。もうひと踏ん張りします。
先ほどの場所からおおよそ30分ほど登って、ようやくイスマスピークが見えてきました。
トレイルが続く先の先、写真真ん中の二つ目の山です。
ここまでくるとサザンアルプスの白い山並みも見ることができます。
あとは少しのアップダウンはありますが、気持ちのいい稜線歩きでピークに到着です。
ピークからは真っ青なワナカ湖、ハウェア湖が眼下に見下ろせ、遠くには白いアルプス山脈が延々と連なっています。
登り始めてから、3時間弱でピークまで来れました。
暑いし、斜度は急だし結構大変なトレッキングだったけど、登った甲斐は大いにありました。
イスマスピークトラック、人も少なく景色もきれいでとてもおすすめのトレイルです。
ワナカでトレッキングに時間が取れるときは、ぜひ行ってみてください。
帰り道、トレイルは羊に占領されていました。
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