前日:ジョンミューアトレイル Day26 Guitar Lake – Mt Whitney – Trail Camp
2017年8月22日
リベンジ!Mt.Whitney!!
昨夜の夜、明日天気が良かったらもう一度ホイットニーに登ろうと二人で相談していた。
朝起きたら、このモルゲンロート!
雲は多いものの、これは天気よくなる傾向では?!ということで、7:00出発!
青空も広がっていて、今日こそは最高の景色の頂上に立てる!!と心も弾んだ。
今日もナキウサギがいました。
昨日に続き、二日連続のTrail Crest到着。なんだか雲が増えてきて怪しい(T_T)
たそがれMarmot。
うーん、なんだか天気が悪くなってきたぞ…。
そして…またガスかよ笑
ここまで来た以上、突然ガスがさーっとひいて青空になるのでは、と期待しながらもくもくと登る。
2回目のMt.Whitney!
Mt.Whitneyへ登るには日帰りであってもPermitの取得が必要だし、アメリカ人でさえ複数回登ったという人はそんなに多くないだろう。
そんなMt.Whitneyへ2日連続で登ったというのに、
今回もこんなに真っ白でした( 一一)
それも昨日以上に真っ白。
30分ぐらい待ってみるも回復の兆しはなさそうだし、2回登ってダメならWhitneyとの相性悪いんやろねとあきらめもついて、さっさと下山開始。
下りながら振り返ってみるも、ガス。下山してきて正解と自分を納得させながら下った。
行きに見たMarmotかな。同じ位置で、まだたそがれてました。
往復5時間半でTrail Campにもどってきた。
さすがに明日もう一度ホイットニーに登る気は起きず、それならもう下山することにした。
ここから登山口のホイットニーポータルまでは約10㎞あるため、ラーメンで腹ごしらえ。
最後に振り返ってみるも、やはり雲が多いなぁ。
Whitney Portalへ下山開始
とうとうWhitney Portalに向けて歩きだした。
JMTが終わってしまうという淋しさと、最後まで無事に下山して成し遂げたいという気持ちとが入り乱れる。27日間の旅を自分の中で振り返りながら歩いた。
ハーフドームでは手がもげて死んでしまうのではというぐらいほんまに怖かったり、サンライズ以降は蚊に悩まされたし、腰が痛くてじぃに隠れて痛み止めを飲む日々があったり、MTR以降はスナック不足でひもじい思いをしたり。
色々あったけど、振り返ってみると全ていい思い出。
27日間、毎日のように綺麗な景色を見ながらキャンプすることもできた。
何よりブラナンと一緒に歩いた2週間は忘れることのできない思い出。
27日間を回想しながら、こんなところを下って行きます。
振り返るとホイットニーがあんな遠くになってしまった。
ライチョウがいました。
ローンパインの街が遠くに見えてきた~。
この時点で20㎞近く歩いており、クタクタ。あともう少しと言い聞かせて下った。
Whitney Portal到着!!
やっと着いた~!!やったー!
この看板を見て、じぃと2人でヨセミテから約400㎞歩いてきたんだという実感がやっと沸いてきた。
着いた時は、淋しさよりも無事に着いたという達成感と安堵感が大きかった。
早速、JMTの記念品がないかと売店をのぞいてみた。
Mt.Whitneyの三角点をモチーフにしたバッジがあったので購入。
売店をうろうろしてたら、インディペンデンスのモーテルで一緒だったアメリカ人女性2人組も下山してきて、お互いの健闘を称えあった。
昨夜はギターレイクでキャンプしていたようで、2人も今日はかなりの距離を歩いていたから随分疲れていた。
ヒッチハイク
Whitney Portalに到着したのが17:00で、それから売店をうろついたりしてたから気づくと18:00をまわっていて、駐車場に止まっている車もまばら…。売店のまわりにいる人もまばら。
これはやばいと思って手当たり次第に声をかけるも、今からキャンプをする人がほとんどで、断られてばかり。
5台ぐらいに断られ、どんどん日は落ちてくるしやばいなぁと思っていたら、さっき一度は断った男性が、「送ってくよ」と言いに来てくれた。断られ続けてへこんでる姿を見てかわいそうと思ったみたい。
やったー、これで街に下りれる!!
車中で男性の名前を聞いたら、なんとブライアン!!
彼は日帰りでホイットニー往復をしたそうで、12時間以上歩いたらしい。
ここでもブライアンと縁があるとは。Whitney Portalでキャンプするしかないかと半分諦めていたから、声をかけてくれた時は飛び上がるほど嬉しかった。
JMTスタート前に、不要な荷物を送っておいた、ローンパインのホステル(Whitney Portal Hostel And Hotel)まで送ってもらった。
荷物を受取って部屋の空きを確認したら、ドミトリーしか空いていないとのこと。
長いトレッキングの後だったし、個室が良かったけど仕方ない。
ドキドキしながら部屋に入ると他には誰もいなかった。
祝杯Dinner
JMT完踏の記念に、今日はローンパインの街一番のレストランでお肉を食べるぞーと意気込んで”Seasons Restaurant”へ向かった。
いざお店の前に立つと、きちんとしたレストランで、Tシャツ短パンの私達は入って大丈夫なのかと気後れした。
迷っていたら、お店からちょうど出てきたご婦人に「とっても美味しくておすすめのお店よ、特にアヒツナが美味しかったわよ」と言われたので、入店を決めた。
右が、ご婦人にお勧めされたアヒツナ。
ワサビと醤油がついてて、和食の味で美味しかった。
チキンピカタ。
肉!
オニオンバレーで食べれなかったお肉。久しぶりのお肉。
美味しかった~。
ビールも2人で4本飲んで、ほろ酔いでホテルに戻った。
他のお客さん来てるかな?と思って部屋に帰るも、来た様子はなくて、ドミトリーだったけど結局貸切だったねと言いながら床についた…。
ドンドンドン
部屋のドアをたたく音に目が覚めて時計を見ると夜中1:00。
ドアをノックする音と、ドアの外で話声が聞こえる。
酔っ払いが部屋を間違ってノックしてるんかなと思い無視していたけど、しつこくノックしてくる。
怖いなぁ、なんやねんと思っていたら、ホテルの人までやってきて、お客さんだった( ゚Д゚) 鍵かけてごめんなさーい(^-^;
Whitneyへの登山口の街だし、これ以上遅い時間に宿泊客は来ないだろうと思って、寝る前にドアに鍵をかけてしまったのが悪かった。
山にも熊はいるけど、下界ではもっと危険がいっぱいだからぼーっと過ごしてたらあかん、気を引き締めないとと思っていたのが裏目に…。
そんなこんなで、体は疲れているのに神経は高ぶってしまい、眠れぬ夜を過ごしたJMT最終夜でした。
あとがき
これで27日間のジョンミューアートレイルのYamatabiはひとまず終わりです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この後は、バスでマンモスレイクスに移動して数日間遊んだ後、最終的にはリノの空港まで行ってレンタカーを借り、約1か月の国立公園トレイル巡りの旅に出かけました。
その様子も徐々に更新していきますので、どうぞご期待ください。
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