前日：ジョンミューアトレイル Day2 Little Yosemite Valley – Half Dome – Clouds Rest Jct
2017年7月29日
山火事…。
8:00に出発。今日も快晴。
ヨセミテの回りは毎年のように山火事が起きていて、ここも何年か前に山火事が起きたばかりなんだろうなと感じさせる焼け具合。
私達が歩いた2017年も山火事がひどく、サンフランシスコから鉄道（amtrak）とバス（YARTS）でヨセミテに入る予定だったけど、140号線が通行止めでバスも運行しておらず(T_T)
急遽計画を練り直して、ソノーラまでレンタカーで行き、ソノーラから120号線を通りバスで行くことに。
忘れ物注意！
サンライズの登りが今日の難所かなってことで、登りを前におにぎり休憩。そしてトイレ休憩もしていざ出発しようとすると、財布・パスポート等大事なものが入ったサブバッグがない(T_T)
「さっきトイレの時に横に置いたんやったー」
トイレの場所に戻ろうとするも、どこも同じ景色に見えて焦る。とりあえずあそこかなって思える場所に行くも見つからない。旅の全資金入ってるし、見つからないでは済まされないと思うと余計に頭が混乱して、どこだったかわからなくなる～( ;∀;)
トレイルから少し隠れた場所に登って行ったから、下から見上げても全く分からない。どうしようもないから斜面を登って上から探そうとするも、サブバッグの色と斜面の土の色が似ていて全く見つからない。
冷静にトイレの状況を回想してみて(^-^;、「あっ、大きな木の横だった」って思い出したので、手当たり次第に大きな木のそばに行ってみたらあった～。無事だった～。
一安心して、出発しようとしたら、じぃが「俺もトイレ」っと言ってスコップ持って、同じように斜面を登って行った。
戻ってきたので出発しようとしたら「あっ、スコップ忘れた(T_T)」。
お次はじぃが自分のトイレの場所を探す旅に。スコップもまた小さくて目立たないし、カバンの時と同じように、どこも同じ場所に見えてなかなか見つからない。スコップといえど、まだ旅は3日目。スコップをぶら下げて歩く姿もJMT名物ってぐらいの必須アイテムだし。トイレの場所を必死に回想して、なんとか無事に見つかりました。
この時以来、しつこいぐらい休憩した場所やテンバでは荷物の確認を行いました。
海外だし、買えば済むって物でも買う場所がないJMTでは、忘れ物や落とし物をしないことが旅を続ける秘訣の１つかも。
13:40 サンライズへの登りは意外にもあっさり終了し、眺望が良くファイヤーサークルも完備の最高の場所があったので、今日のキャンプ地に決める。
忘れ物騒ぎで疲れたから、それに比べたらラクだっただけかも…。
こんな最高の場所がその後、災いだらけの場所になるとは、、、
この時は夢にも思ってなかった笑
JMT名物 蚊襲来！
川に洗濯に行くと蚊の大群( ﾟДﾟ)
短パンのまま行ったのが悪かったけど、10か所ぐらいいきなり刺されてしまった。アメリカで購入した虫よけ（下の写真）は効果ありだけど、日本の虫よけでは全然効果なかった。
テンバでもずっと虫よけネットをかぶっていないといけないぐらいの蚊。
ブ～ンという飛んでる音も鬱陶しい。焚火したら少しは効果あるかと思ったけど、全く減る気配なし。テントの中でご飯を食べるとにおいが残って、熊が寄ってきてしまうので絶対ダメなのはわかってるけど、今日ばかりは蚊がイヤ過ぎてテントの中で食べてしまった。
蚊がこの世から消えて欲しいと初めて思った。これから先、蚊が増えると思うと憂鬱だった(T_T)
熊!?
夜中0:30 テントの回りを歩く獣の足音で目が覚める。ジリッジリッと、じわじわとゆっくりテントに近づいてくる音。とうとう熊が来た～(‘Д’)
やっぱりテントの中でごはん食べたから匂ったんやーと猛反省しても時すでに遅し。熊が通り過ぎてくれることをひたすら祈った。遠ざかって行く音にいったんほっとして寝る。
3:30 またテントの回りを歩く獣の足音。今度もまた通り過ぎてくれることを祈ろうとしてたら、じぃが急にいびきをかきだした(‘Д’) 普段いびきをかかないのに、何でこんなときに、それも「ガーガー」とかなり大きな音。いびきで熊をおびき寄せて？しまったらどうしようと心配になってくる。
起こして声を出されても困るしと思い、とりあえずじぃが静かになってくれることと、熊が通り過ぎてくれることを1人でただひたすら祈ってた。
テントの回りの匂いを嗅いで物色してるような気配を感じて、今にもテントに噛みついてくるのではと心配だったけど、今回も何事もなく通り過ぎてくれた。
もちろん、ヨセミテで熊に遭遇した場合は、大声を出したり大きな音をたてたりして、熊を怖がらせて追い払うというのがセオリーで、レンジャーからもそのことは口を酸っぱくして言われてたけど、いざ夜中に一人でこの状況になると、怖くてとてもそんなことはできません…
その後は、これからは絶対テントの中でごはんは食べないでおこう、てゆうかそもそもほんまに熊だったのかな？などといろいろなことが頭の中をめぐり、明るくなるまで眠れない夜を過ごした。
翌日の様子はこちら
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