前日:ジョンミューアトレイル Day1 Happy Isles – Little Yosemite Valley
2017年7月28日
いざ!ハーフドームへ
6:00に目覚ましかけていたのに、二人とも全く気付かず、6:40起床(‘Д’)
やはりまだ時差ボケが抜けきってないみたい。
慌てて用意して8:00出発。
9:00 Half Dome分岐到着。
ここで、ザックからベアキャニスターを取り出して岩陰に隠し、ザック本体も離れたところに置く。匂いがあるものがザックに残っていないか細心の注意を払って確認し、9:30出発。
10:30 Permit Check Point。チェックポイントの付近で、パーミットの人数に余裕はないかと何人かに聞かれた。
ハーフドームのパーミットは「1グループ何人」というかたちで申請するため、何らかの理由で来れなかった人がいるグループを見つけて、そこに入れてもらおうとしているみたい。
空きが見つからなかった場合には、みすみす引き返さないといけないのに、イチかバチかでここまで登ってくるのはなかなかのチャレンジ。
運よく人数に余裕があるグループが見つかり、無事登れることになっている人は大喜び。謝礼にいくらかは払っていたみたいだけど笑
手がもげるかと思った、ハーフドーム!
Permit Check Pointからは、標識もないうえに、特に道らしき道もない岩を登って行って、登り上げると…
どーん、ハーフドーム!!
コラ画像じゃないんやーってのがこの光景を見た時の正直な感想。
ネットでこんな写真を見てたけど、いやいや嘘やろーって正直思ってて、こんなとこ登れるわけないやん、実際は斜度も大したことないんちゃうの?って思ってたけど。
まじで、やばかった( ;∀;)ジャンダルムの馬の背より怖かった~。
足場が数mおきにある木の棒だけで、所々その棒が壊れてたりなかったりすると10mぐらい足場がなくて、つるっつるっの岩に足をのせて手の力だけで立っていなければならず。
後ろを振り返るとこんな感じ。そのまま吸い込まれて落ちてしまうのではと感じる斜度。万が一転んでもつかまれそうな木もないし…。
すれ違いがなく、すいすい登れるなら手の力もそんなにかけずに登っていけるんだろうけど、上から降りてくる人も同じ道なので、1段進んでは1人とすれ違うの繰り返し。その間はずっとワイヤーにつかまってなければならず大分つらい。
手袋をしている手もだんだんしびれてきて感覚が薄れてくるし、すれ違う際には片手を離してすれ違うスペースをあけないといけないし、ワイヤーをつかんでいるから力をいれると余計に食い込んで痛いしで、「この手が離れたら私はこの谷に落ちて死ぬんだ~」っと本気で心配したほど。
滑り止めのついた手袋の方がベター。
おまけに上の状況が分からない下からは「Keep Going」って怒鳴ってくるし、上の人は進みたいけど降りてくる人がいるから進めないんやー!って怒ってたりして、なかなか白熱しておりました笑
そんなこんなで、最初は楽しめた登りも、中盤からは無我夢中、終盤は斜度90度あるんちゃうの??ってほどの壁に感じて、ほぼ腕の力だけで登って、やっとこさ12:00 登頂。
頂上は、これまでの険しさとは真逆の穏やかなとこ。
2日前に登ったGlacier Pointが遠くに見えました。1週間前ぐらいまでは山火事の影響で、空がかすんでいてHalf DomeやGlacier Pointが見えない状況だったから、天気がよくて良かった。
12:30 さて、怖いけど降ります。いやだなぁと思ってたけども、下りは登りに比べると一瞬で、靴が滑るのが怖かったぐらいで、けっこう楽しみながら降りてこれました!無事に下まで降りてこれた時の達成感は半端なく、「無事に生きて降りてこれた~!!」って感じで気持ち良かった。
Permit Check Pointまで下ってきたら、デポしておいたザックが急に心配になってきた。ベアキャニスターが転がされてわけわからんとこに行ってたらどうしようとか、ザックが熊に噛みちぎられてたらどうしようというのが急に気になり始めて、下る足が自然に早まった。
13:30 Half Dome分岐到着。ザックとベアキャニスターをデポしておいた場所に行ってみると、置いた時と全く同じ状況。取り越し苦労で良かった~。ラーメンを食べて今夜のテンバまで1時間弱歩いた。
川で洗濯して、体も洗ってすっきり。じぃは頭も体も全身洗ってた。川が近くて水が大量にあるっていうのは、ほんとに便利。太陽も8時ぐらいまで明るいし、何より乾燥しているので、洗濯物もすぐに乾きます。
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