ナローズだけじゃない！おすすめトレイルいっぱいのザイオン国立公園！！

人気が高く、常に混雑していますが、景色が素晴らしいことはもちろん、トレイルも豊富で私たちが訪れた国立公園の中でも、特に気に入った場所のひとつです。

1日だけでは無く、数日間をザイオンで過ごすことをお勧めします。
私たちは、3日間通いました。

理想は国立公園内のロッジやキャンプサイトに連泊することですが、近くの街からの日帰りを繰り返すことでも十分に楽しめます。

基本情報
アクセス
トレイルの紹介
その他の見どころ
キャンプ場

基本情報

ユタ州にある国立公園
川の中をトレッキングできるナローズが有名
24時間365日オープン
入園料　車１台＄30（アニュアルパス使用可）
園内には無料シャトルが運行している
ロッジがとても素敵だったが、夏の予約は至難の業らしい…

アクセス

ゲートシティは、スプリングデール（シャトルバスで10分程度）、セントジョージ（車で1時間）又はカナーブ（車で1時間）です。

公園内の駐車場は限られた数しかなく、夏の時期はビジターセンター前の一番大きい駐車場は8時すぎには満車になります。その場合にはスプリングデールに駐車して、無料シャトルバスでアクセスすることになります。

朝早く行ってすんなりと公園内に駐車できるとよいですが、スプリングデールに駐車する場合は、余分に時間がかかりますので要注意です。

到着が朝８時を過ぎるようであれば、スプリングデールに駐車してバスでアクセスするのが賢明です。

初日は満車の看板が出ていたにも拘らず、前の車たちがビジターセンターへ向かっているから付いて行ってしまいましたが、結局満車でスプリングデールまで行かなければならず、余計に時間ががかかりました…。

なお、私たちはWaveの抽選に何日か通っていたため、抽選が行われるカナーブの近くのキャンプ場に宿泊しており、そこからザイオンに向かいました。

カナーブ側から向かう場合は、ザイオン国立公園内を車で通過して、ビジターセンターの駐車場に駐車することとなりますので、グーグルマップでは所要30分程度と表示されますが、公園内のドライブに30分程度かかりますので、駐車場までは１時間程度要します。

また、公園入口のトンネルが片側通行のため、時間帯によっては渋滞必至です。

トンネル前で、ビッグホーンシープに出会いました。

カナーブは、ブライスキャニオン国立公園、アンテロープキャニオンなどにも近く、ホテル、スーパー、レストラン等も揃っているため、グランドサークルの北側巡りのベースとするのにおすすめの街です。

トレイルの紹介

ナローズ

川の中を歩きながら遡上するトレッキング
往復26㎞（一般的なデイハイク終点のOrderville Gulchまでの場合）
適期　５～10月
所要時間　３時間～8時間程度
標高差　約100m
公園内シャトルバスの終点、９番Temple of Sinawavaからスタート
通り雨や夕立の予報が出ているときは近づかないこと
谷が深く天候の急変に気づきにくいため事前に天気予報は要チェック
川の中を歩くため、濡れても良いトレッキングシューズ及びトレッキングポール必須
（沢登りシューズとポールの有料レンタルショップがビジターセンター前にあり）
テバなどのサンダルでは危険
数時間水の中に足が漬かりっ放しで体が冷えるため、防寒着（上着）も必須
谷が深くトレイルに日差しはあまり届かないため、速乾性のある水着のショートパンツがベスト
転倒の場合を考えて、絶対に濡らしたくないものは防水バッグに入れること

シャトルバスを降りて、整備された平坦なリバーサイドウォークを20分程度歩きます。
ここがナローズのスタートです。最初は川幅も広く、水の深さも足首より少し上ぐらいです。
川の色は透明ではなく、石がどこに転がっているか分からないので、トレッキングポール等で体を支えながら歩く必要があります。
上流に向かうにつれて、川幅も狭くなり水流も勢いが増してきます。この辺りで膝下ぐらいまでありました。この辺りで、膝上ぐらいまでありました。ショートパンツでも水しぶきで濡れてくるので、速乾性のある服装の方がよいです。谷が深く日差しはなかなか届かないため、太陽が真上にくる時間帯を狙って歩くのがベストです。
Permitなしで歩けるのはOrderville Gulchまでですが、どこで引き返しても自由なので、私たちは1時間半程度歩いたところで引き返しました。

ジョンミューアトレイルで渡渉は経験しましたが、川を遡上して歩くトレッキングは初めてだったし、他所ではなかなか経験できないおすすめのトレッキングです。

エンジェルスランディング

「天使の舞い降りる所」という名前が付けられた頂上までのトレイル
往復8.7㎞
所要時間　3～４時間
標高差　約450m弱
公園内シャトルバスの6番、The Grottoからスタート
高所恐怖症の人は難しい

左前方に見える岩山の頂上を目指します。
振り返ると登ってきた道がよく見えました。
この分岐からスリリングなトレイルが始まります。
下りは滑りやすいため、チェーンがあると安心です。
こんな急坂を登って行きます。
ここは、道が細いにもかかわらずチェーンもなく滑ると怖いなと思いました。すれ違うのも危険なため、譲り合いながら登ることが必要です。
やっと目指す頂上が間近に見えてきました。一旦急坂を登ったあと、少し下り、そして最後の急坂を這い上がります。
ここも道幅が狭く一人しか通れないため、渋滞ができてました。登り切ると、「天使の舞い降りる所」の名前にふさわしい平らな場所でした。
ただ、トレッカーが多いのとすぐに崖になっているため、落ち着いてゆっくり休憩するには適していないかもしれません。

私たちは軽食を食べる程度の休憩はしましたが、物を落としそうで怖くすぐに退散しました。

頂上はもちろん360度の眺望だし、スリリングで面白いおすすめトレイルです。

オブザベーションポイント

エンジェルスランディングを見下ろすことができ、眺望がすばらしい
往復12.9㎞
所要時間　4～6時間
標高差　655m
公園内シャトルバスの7番、Weeping Rockからスタート

シャトルバスを降りたところが登山口です。

こんなトレイルを登って行きます。
1時間半ほどは急こう配のジグザグをひたすら登りますが、登り終えると急におだやかな道に変化します。
登ってきた道を振り返るとこんな感じです。よく登ってきたなと感心するほどのジグザグ道です。エンジェルスランディングが眼下に見えてきました。
最後はこんな平坦な道を歩き、頂上到着です。
ザイオン国立公園眺望ナンバーワンと言われているのが納得の、素晴らしい景色でした。